還元茶を作る時の水のこと -硝酸態窒素ゼロの水-

ここのところ問題になっている飲料水。
透明な水の中に色々な物が含まれている可能性があり、安心して水を飲めない状況になってきてしまいました。
日本でも「水はタダで安全に飲める」という考えは改めたほうがよい昨今です。
還元くんの勉強会でも水についてはよく話がでますが、「硝酸態窒素」についての話が出ることがあります。
硝酸態窒素とは窒素肥料、家畜の糞尿、腐敗した動植物、生活排水、陸上処分された下水汚泥などが原因で発生する窒素化合物。
これが単体の水に入っているというのは問題なのですよね。
もちろん人間が大量に摂取すると体に影響を及ぼす可能性もあります。
よく「硝酸態窒素の入っていない水で還元茶を作りたいのですが、どのお水が良いですか?」というご質問をいただきます。

水道水でこの硝酸態窒素が含まれていない地域があればラッキーですが、私の住む地域はNGです。
そこで、備蓄も兼ねてペットボトルの水を常備しているわけですが、この中で硝酸態窒素が含まれていないものをご紹介します。
日本のものから外国の水まで、おそらく100種類近くはチェックしたと思いますが、硝酸態窒素を判定する試薬を使って、その濃度がゼロ~ほぼゼロで、比較的入手しやすいものを6種類お伝えいたします。
硝酸態窒素を測る試薬について
共立理化学研究所さんから販売されている簡易検査キット「パックテスト」があります。
今はお試し用で5回分というものも販売されていますね。
最初に購入する場合は「標準色(色のサンプル)付」というものを購入してくださいね。着色具合でおおよその濃度を判定するため、このサンプル表が必要です。
硝酸態窒素がゼロ~ほぼゼロの水
神秘の水 月のしずく

温泉施設に湧き出た水として有名ですね。
採水地:和歌山県
奥出雲の涼水

今の所直販のみのようです。一部ふるさと納税の返礼品にもなっているようです。
ペットボトルが結構固く、しっかりしています。
採水地:島根県
伊藤園 磨かれて、澄み切った日本の水(島根)

今回ご紹介しているのは採水地が島根のものです。
こちらの商品の採水地は長野、宮崎、島根の3種類あり、主に出回っているのは長野(安曇野)のものですが、こちらは残念ながら硝酸態窒素が含まれています(宮崎も同様)。
伊藤園さんに直接問い合わせたところ、どの採水地の商品が届くかは不明とのこと(発注した地域による可能性が高いです)。島根採水のものを見つけたらラッキーです。
屋久島縄文水

採水地:鹿児島県
撮影時のパッケージとはデザインが異なりますが同じものです。
500mL、1.5L、2と色々な大きさがあるのが良いですね。
奥秩父の天然水

採水地:埼玉県
埼玉県秩父市と山梨県山梨市との境にある標高2,158mの水晶山(すいしょうやま)が水源。
お値段が手軽で良いと思います。
埼玉県に本社がある「ヤオコー」さんというスーパーでも取り扱いがあります。
クリスタルガイザー(シャスタ採水)

こちらはアメリカのミネラルウォーターで、よく街でみかけるので入手しやすいかもしれませんね。
ただしこちらも採水地が複数あり、今回のものは「シャスタ」という場所にて採水されたものです。
ちなみにクリスタルガイザーの蓋の色は水色と白の二色ありますが、白は並行輸入品。
並行輸入品とは、正規代理店以外の第三者が海外で購入して、日本の国内へ輸入・販売する製品のこと
日本でのクリスタルガイザーの正規代理店は大塚食品さんで、こちらは青色の蓋。

並行輸入品は正規代理店取り扱い商品に比べて価格が安いのですが、体に取り入れるものなので私は購入する時いつも青の蓋のものを購入しています。
この商品の難点は、蓋が小さく薄い&容器も薄いので、開ける時に気を付けないと中身があふれ出てしまうこと。。
さいごに
こうしてみると、日本は本当に地中の深い所まで肥料その他で汚染されているのだろうか・・と思ってしまいます。
比較的入手しやすくて有名なエビアンやソランデカブラスも、試薬は結構着色していました。標高が高い山でも、外国でも、至る所で汚染は進んでいるのかな・・と。

もちろんこれだけが全てではなく、「ペットボトルのマイクロプラスチック問題」などもありますが、これを考えると100%のものを探し出すことが現状難しいのではないでしょうか。
今回はあくまでも「硝酸態窒素ゼロの水」という観点から情報をアップしました。
他にも良いものがあれば、随時お知らせしますね。
ご参考になれば幸いです。