ORPメーターが無くても還元茶が出来ているか確認できる方法
ORPメーターとは?
Oxidation(酸化)とReduction(還元)が起こる際、電子の移動で生じたPotential(電位)のことをいいます。それぞれの単語の頭文字をとって「ORP」と呼ばれています。
値がプラスであるほど酸化力が強く、マイナスであるほど還元力が強くなります。
つまり、この機器の値がマイナスを示せばきちんと還元茶ができていることになります。
ORPメーターを購入するメリット
還元くんを購入したときは、このORPメーターがあると便利です。
が、あまり一般的な機器ではないことや、安価なものはあまり耐久性がない(壊れやすい)ことでも知られているため購入を迷う方も沢山おられます。
ORPメーターは「数値で確実に還元茶の出来具合がわかる」ものですが還元くんを使う上で必須ではありません。
なぜなら、還元茶になったかどうかはある程度見た目でも判断できるからです。
今回はこの機器がなくても見た目で還元茶ができたかどうか判別する方法をお伝えします。
ORPメーターが無くても還元茶ができたか判別する方法
これは、特に還元くんを購入して一番初めに行う「初期起動」の時に便利だと思います。
そして、この方法を行っているうちに段々還元くんの扱いやコツを掴むことができ、他の種類の飲み物で作っても判別が出来るようになりますよ。
その1:常温の「おーいお茶」を使う
通常の緑茶が還元茶になると、色が薄くなり、若干濁ります。
その色の変化で判断をする方法です。
もちろん家にある茶葉で出したお茶を使っても良いのですが、コンビニなどで売っている「おーいお茶」はクリアなので、慣れるまでは重宝します。
最近は濁り系の緑茶もありますが、こちらは初めのうちは判断がしづらいかもしれません。
コンビニやスーパーで売っている600mlサイズを用意しました。
比較のために2本購入しましたが、還元くんに入れるのは1本です。
お茶の具合が見やすいように、周りのフィルムは剝がします。
1本分をすべて還元くんに入れて・・
このまま48時間置きました(実験したのは3月でしたので24時間では完全な還元茶にならないことが多いです)
還元くんから元のペットボトルにお茶を戻してみます。
ORPメーターで計測。
マイナス557という値が出ています。
いい還元具合ですね!
改めて元のおーいお茶と並べてみると・・
左が還元茶です。
違いは一目瞭然!
上から見ても・・
まるで別のお茶のようですね。
こんな感じで、ORPメーターがなくてもお茶の色で還元茶になったかの判断ができます。
「おーいお茶」はこんな感じで変化がわかりやすいのでお勧めしています。
しかし、紅茶やコーヒーなどはこの方法ではちょっと難しいです。
(色が濃いので見た目では変化がわかりづらい)
その2:小さな泡
もう一つ、還元茶が出来たかどうかの目安は「小さな泡」です。
これは還元茶が出来たとき、還元くんの蓋を取って中を覗いてみた写真。
ちょっと暗くて見づらいのですが・・
小さな泡がありますね。
この泡が出ていると、還元茶が出来ている証拠です。
還元くんを使い始め、馴れるまでは「おーいお茶」を使って確かめながら還元茶作りの腕をあげて頂くのが一番良いと思うのですが、緑茶が苦手な方もおられます。
そういう時は、この「ちいさな泡」を目安にすると紅茶など他のお茶にもトライできます。
その3:味の変化
初めのうちはわかりづらいかもしれませんが、還元茶になると若干味に変化がでます。
その変化はお茶の種類によって違います。
ちなみに緑茶はちょっと酸っぱくなることもあります(そうなる手前で還元くんから出すことがおいしい還元茶をつくるポイント)。
紅茶などは「まろやかになる」ことが多いようです。
まとめ
いかがでしたか?
これから還元くんを使い始める方、きちんと還元茶になっているかどうか不安・・と思っておられる方も是非ご参考になさってください。
ちなみに全国で開催されている開発者による勉強会では、ご自身が作られたお茶をお持ちいただければ開発者がORPメーターで計測をしてくれます!
勉強会で実際に持参したお茶を計測したときに
ただのお茶やよ、これ。
と開発者に言われてショックを受けている参加者の方にこれまで多く遭遇・・💦
でも皆さん必ず「今、わかってよかった!」とおっしゃっていました。
せっかく購入した還元くん、正しく・長く使って行きたいですよね。