レアな還元くんたち
還元くんは元々陶器ではなく、金属やプラスチックなどの素材で作られていたことがあります。
初代の還元くんはステンレスで作られ、なんと1つの重さが20kg程あったのだそうです!
これではお茶を入れるのも、コップに中身を注ぐのも一苦労・・(笑)
そして、もっと軽い素材で出来たと思ったら今度は蓋や素材の不具合により3600本もの返品。。
紆余曲折を経て現在の陶器の還元くんになっています。
陶器で作られるようになってからも、取っ手の付いた「還元くん2」のバージョンは中が極端に洗いづらいなど多くの課題があったそうです。
デザイン的にも機能的にも少しづつ進化をしながら、現在のバージョンは「還元くん4」です。(「還元くん3」と「還元くん4」は機能面では差がありません)
「還元くん4」になってからは幾つかデザインが増えましたね。
還元くんのデザインや色味が決まるまで、多くの試作品を作るのだそうです。
それは「世の中に1本しかない還元くん」となるわけですが、今回はオジカインダストリーさんにこれら試作品を少しお借りしましたので一緒に見てみましょう!
試作の還元くんたち
右の3本は無地のものですね。
一番左は現在の「還元くん4-織部ー」の試作です。
個人的には派手なピンク(赤オレンジ?)のものが可愛いなぁと思います。
こちらは現在もお使いの方がおられますよね。
白の割合が多く好きなデザインだったのですが、「還元くん4-織部-」が後継デザインとなります。
こちらは陶器ではなくプラスチックでできた還元くん。白もあります。
元々は開発者が途上国の皆さんに役立たせたいと作ったものだそうですよ。
軽くて、落としても大丈夫なので確かに外国に持っていくには良いと思いますね!
過去の「特別還元セミナー」の参加記念品として配布されたこともあるのでお持ちの方もおられるでしょうか。
お次はこちら。
金の還元くん。かなり存在感あります。
全てが金ではなく、金箔加工がしてあるとのこと。
日本屈指の職人さんが手掛けたそうで、何とも神々しいです。。
陶芸家さんが作った還元くんたち
高木文代さん作
こちらは「還元くんマグカップ」の作者でもある高木さんの作品。
右側の還元くんは縄文土器っぽく、左側は美しいツヤが印象的ですね!
両方とも大きさは通常の還元くんとほぼ一緒です。(ちょっと重い)
市川透さん作
どこか宇宙を感じるような還元くん。
備前焼ですが、今までにない備前焼とのことで国内外から注目されている作家さんです。
一見還元くんとは思えませんが、そこがまたいいですね。
蓋もかわいいので上からも写真を撮ってみました!
各地で個展も開催されているお二人。是非足を運んでみてください。
レアな還元くんに出会えるかもしれませんよー!