水出し還元コーヒーを作る
還元くんは緑茶で使うイメージが強いですが、コーヒー好きなら「還元くんで還元コーヒーは作れないの?」と一度は気になるのではないでしょうか。
結論から言うと、水出しコーヒーは還元くんで作れます。ただし緑茶ほどORP値は下がらず、商品や焙煎によって結果にばらつきが出やすいのが正直なところです。実際にいくつかの商品をORPメーターで測りながら試してみたので、わかったことをまとめます。
なぜコーヒーは電位が下がりにくいのか
焙煎(加熱)の影響
還元くんを使っていると、「火を入れたものはORP値が下がりにくい」という話を耳にすることがあります。これは、焙煎されたコーヒーや麦茶のように、高温処理を経た食品に当てはまると言われています。

その背景として、以下のようなことが考えられています。
- 水素は約60℃以上で失われやすいと言われている
- 熱によって食品の成分の性質が変わる可能性がある
- 焙煎という高温プロセスが素材そのものを変化させると考えられている
ただしこれはあくまで「傾向」として知られていることです。商品によっては、思いのほか数値が動くものもありました(詳しくは後述します)。
緑茶との違い
緑茶と比較すると、コーヒーはORP値の動き方に大きな個体差があります。
| 種類 | ORP値の下がりやすさ | 商品差 |
|---|---|---|
| 緑茶 | 下がりやすい | 比較的少ない |
| 麦茶 | やや下がりにくい | 商品によって異なる |
| コーヒー | 下がりにくい傾向 | 差が大きい |
あくまで私が試した範囲での傾向ですが、緑茶は比較的安定しやすく、コーヒーは商品差が大きい印象でした。「まずは失敗しにくいものから試したい」という方には、やはり緑茶のほうが入りやすいと思います。
コーヒーは嗜好品として楽しむスタンスで取り入れるのが、精神的にもちょうどよいかもしれません。
還元くんで水出しコーヒーを作る方法【手順】
準備するもの
- 水出しコーヒー用パック(袋が小さめのタイプが便利)
- 水出し用の容器
- 還元くん本体
- 時間(季節による)
作り方(ステップ形式)
STEP 1|水出しコーヒーを作る(約2時間)
まず、普通に水出しコーヒーを作ります。袋のサイズが大きいと直接還元くんに入れられないため、先に水出しして濾すのが基本の流れです。
今回使った水出しコーヒーはちょっと袋が大きく、還元くんに入りません(汗)

なので、一旦普通に水出しして。。

出来上がるまで2時間くらいですね。
STEP 2|出来上がったコーヒーを還元くんに入れる
水出しが完了したコーヒーを、還元くんに移します。
STEP 3|そのまま待つ(夏場:約半日~1日)
あとは放置するだけ。緑茶より時間がかかりますが、入れたら何もしなくてよいので手間はそこまでではありません。気温が低い時期は少し長めに待つのがおすすめです。

STEP 4|冷やして飲む
還元コーヒーの完成です。冷蔵庫で冷やしていただきます。
実際に試してわかったこと
正直なところ、最初は「コーヒーは難しいかな」と思っていました。実際、緑茶ほどわかりやすく数値が動くわけではありません。でも、いくつか試していくうちに「これは下がる」「これはあまり変わらない」という違いが見えてきて、コーヒーならではの面白さを感じました。

ORPメーターで測りながらいくつかの商品を試した結果をまとめると、こうなりました。
- 数値は動くが、緑茶と比べると下がり幅は小さめ
- 商品によって差がかなり大きい。同じコーヒーでも、しっかり数値が動くものと、ほとんど変わらないものがあった
- 測定値がもともと低めのコーヒーもある。農薬・化学肥料不使用のオーガニック系コーヒーで、還元くんに入れる前から低い数値を示すものも
「麦茶やコーヒーは電位が下がりにくい」と一言で言い切れないのは、こうした商品差があるためです。焙煎方法や原料の違いも影響していると考えられます。
おすすめの水出しコーヒー
実際にいくつかの商品を試した中で、「数値が動いた+美味しかった」と感じたのは、農薬や化学肥料を使っていないオーガニック系の水出しコーヒーでした。
実はコチラの水出しコーヒー、還元くんに入れなくても元々電位が低かったのですよね。

そういった意味もあり、オススメ。
選ぶときのポイント
- 農薬・化学肥料不使用のもの
- 水出し専用タイプ(抽出しやすい)
- 還元くんに入れやすいパックサイズのもの
測定値がもともと低めのものは、還元くんに入れる前から数値が低い傾向があります。そういう意味でも、オーガニック系は試してみる価値が高いです。
うまくいくコツと注意点
① 最初は緑茶で練習するのがおすすめ
還元くんを使い始めたばかりの方は、まず緑茶で感覚をつかむことをおすすめします。緑茶は商品差が少なく、数値の変化もわかりやすいため、還元のしくみを体感しやすいです。
② 商品を変えながら試してみる
コーヒーは商品差が大きいため、1つだけ試してうまくいかなくても諦めないでください。別のブランドや焙煎度のものを試すと、結果が変わることがあります。
③ 焙煎度も影響する可能性がある
浅煎り・深煎りなど焙煎の違いが数値に影響している可能性も考えられます。「このコーヒーは変化が少なかった」という経験をされた方は、焙煎度の異なるものを試してみるのも一つの手です。
④ 飲みきれる量を作る
還元くんに入れた飲み物は、時間の経過とともに数値が変わっていきます。作りすぎず、なるべく早めに飲みきるのが扱いやすいです。
コーヒーが還元されたか見分ける方法
見た目や味では分かりにくい
緑茶は還元くんに入れると「色がやや薄くなる」「味がまろやかになる」などの変化を感じやすいです。一方、コーヒーはそういった変化が出にくく、見た目や味で判断するのは難しいです。
これは逆に言えば「見た目が変わって残念…という失敗が起きにくい」とも言えます。ただ、「ちゃんとできているかどうかが分からない」という点は、コーヒーならではの難しさでもあります。
ORPメーターを使う方法
コーヒーを還元くんで楽しみたい方には、最初のうちはORPメーター(酸化還元電位計)を使うことをおすすめします。数値で確認できるため、「このコーヒーは数値が動いた」「この商品はあまり変わらない」といった判断がしやすくなります。
ORPメーターについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

ORPメーターのお手入れ方法はこちらの記事に。
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コンビニコーヒーや缶コーヒーでもできる?
コンビニのペットボトルコーヒーや缶コーヒーも、試しに還元くんに入れてみました。
・・!驚きの結果が!
なんと期待を上回る還元具合を示す商品がありました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

よくある質問(FAQ)
Q.還元くんにコーヒーを直接入れてもいいですか?
A.水出しコーヒーは直接入れることができます。ただし、市販のパックは袋が大きくて入らない場合があります。その際は先に水出しして液体状にしてから入れるとスムーズです。
Q.コーヒーはどのくらいの時間入れておけばいいですか?
A.夏場で約半日が目安です。他の還元飲料同様、気温が低い時期は少し長めに置いてください。ただし、あまり長く置きすぎると逆に酸化傾向になるため、作ったあとはなるべく早めに飲むのがおすすめです。
Q.深煎りと浅煎りでは違いがありますか?
A.明確なデータで比較したわけではありませんが、焙煎の違いが数値に影響している可能性は考えられます。「この焙煎度は変化が少なかった」と感じた場合は、別の焙煎度のものを試してみるのも一つの方法です。
Q.インスタントコーヒーでもできますか?
A.出来るものもあります。商品によって製法が異なるため、まずは豆や粉の水出しコーヒーの方がおすすめです。
Q.還元くん初心者でもコーヒーから始めて大丈夫ですか?
A.コーヒーは商品差が大きく、変化もわかりにくいため、最初のうちは緑茶で感覚をつかんでからの方がおすすめです。緑茶は還元されやすく味や見た目で変化も確認できます。
Q.お湯で作ったコーヒーを冷まして入れてもいいですか?
A.冷ましてから入れることはできますが、豆自体が焙煎された後に更に熱が加わることになるため、水出しよりも数値が動きにくくなる可能性があります。
まとめ
- 水出しコーヒーは還元くんで作れる
- ただし緑茶と比べるとORP値は下がりにくく、商品差も大きい
- オーガニック系コーヒーが、味・数値ともに試しやすい
- 変化を確認するにはORPメーターを使うのが確実
- コーヒーはあくまで「嗜好品として楽しむ感覚」で取り入れるのがちょうどよい
還元くんを使い始めた方の多くは、基本の緑茶からスタートして、慣れてきたらお気に入りの飲み物を少しずつ試していきます。コーヒーが好きな方なら、自分に合う一杯を探す応用編の楽しみとして取り組んでみてください。
ぜひ、お気に入りの還元コーヒーを作ってくださいね!

おまけ | 水出しコーヒー用の容器選びも意外と大事です
愛用していた水出し用容器が古くなったので新しくしたのですが、これが使いやすかったのでご紹介します。選ぶときに参考にしたポイントはこの3つです。
- 冷蔵庫のドアポケットに入るサイズであること
- 横にしてもこぼれない構造であること(取り出しやすさが段違い)
- パーツが少なく洗いやすいこと


